サルトルとボーヴォワール

2015.10.14

十字架

2011年11月に日本でも上映された「サルトルとボーヴォワール哲学と愛」は、フランスの哲学者サルトルと内縁の妻だったシモーヌ・ド・ボーヴォワールが著書「第二の性」を出すまでの1949年までを描いた映画です。

哲学界の理想のカップルと呼ばれた2人の姿を、1929年にふたりが初めて出会い美しいボーヴォワールと恋に落ちる、学生時代からをアナ・ムグラリスとロラン・ドイチェのふたりが主演しています。

サルトルは1905年にパリに生まれた実在の哲学者で、1964年にはノーベル文学賞に選出されましたが、「いかなる人間でも生きながら神格化されるには値しない」と言ってノーベル文学賞を辞退しています。サルトルは1929年に1級教員資格試験に首席で合格し、同試験の2位で合格したシモーヌ・ド・ボーヴォワールと出会い、同年ふたりは2年間の契約結婚を始めます。その後もシモーヌ・ド・ボーヴォワールは生涯サルトルを支え続け、1980年にサルトルが肺水腫で74歳で亡くなり、パリのモンパルナス墓地に埋葬されると、シモーヌ・ド・ボーヴォワールも6年後の1986年にパリで亡くなり、サルトルと同じ墓に埋葬されました。

墓石には上段にサルトルの名前が刻まれ、下段にはシモーヌ・ド・ボーヴォワールの前が刻まれています。またサルトルと理想のカップルと呼ばれたシモーヌ・ド・ボーヴォワールは、かずかずの名言を残しています。たとえば「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」と、女性らしさは社会的に作られた約束事に過ぎないと主張したのです。

また「子供を持たなかった事を後悔していないか。」と聞かれ、「ぜんぜん。私の知っている親子関係、特に母娘関係は凄まじいものですよ。そんな関係を持たずに済んで、本当にありがたいと思っている」と答えています。

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